青色申告特別控除とは? 個人事業主ならではの大きなメリット

個人事業主の確定申告には青色申告と白色申告の2つの方法があります

このうち青色申告には、さまざまな特典があり、青色申告特別控除をはじめ、純損失の繰越・繰戻控除、青色事業専従者給与の必要経費算入、貸倒引当金の繰入、少額固定資産の一括償却などがあります。

特に節税の観点で大きな効果を得られるのは青色申告特別控除で

特別控除には、所得の内容に応じて控除額が65万円と10万円の2種類ありどちらかひとつを選んで申告することができます。65万円の控除を受けたい場合は、複式簿記によって帳簿をつける必要があり、ひとつの仕訳に対してふたつの勘定科目で帳簿をつけることになります。また、帳簿の種類も多岐にわたり、仕訳帳や総勘定元帳に加え、現金出納帳、売掛帳や買掛帳、経費帳、固定資産台帳などとなります。

また、これらの帳簿類は作成して終わりではなく、原則として7年間の保存義務があるので注意しましょう。

一方で、10万円の特別控除は、複式簿記ではなく単式簿記と呼ばれる簡略化されたものでよく、帳簿についても限定的で構いません。また、決算書類のうち貸借対照表も省略することが可能です。

65万円の青色申告特別控除を受ける場合には、簿記の知識や複数の帳簿を揃える必要があるなど、10万円控除や白色申告と比べ、大きな負担がかかります。今行なっている処理が、必要な条件を満たしているか、しっかり確認して確定申告に備えましょう